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【アカミミガメ・アメザリ】今日からです
アカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まりました。
でも何度も言いますが、慌てないでくださいね。
①ペットのアカミミガメ・アメリカザリガニは、これまで通り飼うことができます。
(申請や許可、届出等の手続きは不要)
寿命を迎えるまで大切に飼育してください。
②池や川などの野外に放したり、逃がしたりすることは法律で禁止されます。
(違反すると罰則・罰金の対象)
カメさんやザリさんが自力で逃げ出した場合も違法となることがあるので、逃げ出さないように飼育してください。
③飼い続けることができなくなった場合は、知人や新しい飼い主探しをしている団体等に譲渡してください。
責任をもって飼うことのできる相手を探して下さい。
(無償でも頒布にあたる行為は規制されます)
捕獲は規制されません。
(販売・頒布の目的でなければ)捕獲した個体を持ち帰ることは規制されません。
詳しくは環境省サイトをご覧ください。
⇒環境省サイトへ

許可申請の手続きなく飼えるのはありがたいです。
規制が始まろうが何だろうが、我が家のかめたんは可愛い♪
でも何度も言いますが、慌てないでくださいね。
①ペットのアカミミガメ・アメリカザリガニは、これまで通り飼うことができます。
(申請や許可、届出等の手続きは不要)
寿命を迎えるまで大切に飼育してください。
②池や川などの野外に放したり、逃がしたりすることは法律で禁止されます。
(違反すると罰則・罰金の対象)
カメさんやザリさんが自力で逃げ出した場合も違法となることがあるので、逃げ出さないように飼育してください。
③飼い続けることができなくなった場合は、知人や新しい飼い主探しをしている団体等に譲渡してください。
責任をもって飼うことのできる相手を探して下さい。
(無償でも頒布にあたる行為は規制されます)
捕獲は規制されません。
(販売・頒布の目的でなければ)捕獲した個体を持ち帰ることは規制されません。
詳しくは環境省サイトをご覧ください。
⇒環境省サイトへ

許可申請の手続きなく飼えるのはありがたいです。
規制が始まろうが何だろうが、我が家のかめたんは可愛い♪
アカミミガメ、6月1日からも飼い続けられます。
アカミミガメとアメリカザリガニは、2023年6月1日より「条件付特定外来生物」(通称)に指定されます。

カメさんやアメザリさんを飼育中の皆さま、誤解しないで、慌てないで!
飼育中のカメさんやアメザリさんは、6月1日以降も、申請や許可、届出等の手続きは不要で買い続けられます。
アカミミガメもアメリカザリガニも、ペットとして飼っている人がとても多いです。
これまでの特定外来生物のように、単に特定外来生物に指定して飼育等を禁止すると、手続きが大変、手続き面倒などの理由で、野外へ放す飼育者が増えると予想されるため、一部の規制を適用除外とする「“条件付”特定外来生物」になったようです。
6月1日からどうなるのかな?と言うと…
アカミミガメ・アメリカザリガニを池や川などの野外に放したり、逃がしたりすることが法律で禁止されます。
違反すると罰則・罰金の対象となります。
適切な飼育を行わずにカメさんやザリガニさんを逃がした場合も、違法となることがあります。
当たり前のことですが、これまで同様に逃げ出さないように飼育してください。
そして、譲渡可能です。
(通常の特定外来生物は譲渡できません。)
譲渡可能だからと言って、安易に飼育を開始して、安易に譲渡を考えるのはダメダメですぞ。
どうしても飼い続けることができなくなった場合、責任をもって飼うことのできる友人や知人、または新しい飼い主探しをしてくれる団体等に譲渡してください。
この場合も、無償(譲る側が引き取り料等を払って、引き取ってもらう場合も含む)であれば、申請や許可、届出等の手続きは不要です。
無償や有償を問わず、不特定または特定多数の者に配る行為は規制されます。
⇒【環境省】アカミミガメ・アメリカザリガニについて
これまで同様、寿命まで大切にしましょう。
うちのカメたん、今は室内水槽にいます。
最近は暖かいので、そろそろ外水槽にお引越しさせたい気分です♪
でも、祭りが終わるまでは室内にしておかないと、祭りで押しかけた人たちに水槽が壊される事故発生の危険あり!
なので、まだまだ出せません。

カメさんやアメザリさんを飼育中の皆さま、誤解しないで、慌てないで!
飼育中のカメさんやアメザリさんは、6月1日以降も、申請や許可、届出等の手続きは不要で買い続けられます。
アカミミガメもアメリカザリガニも、ペットとして飼っている人がとても多いです。
これまでの特定外来生物のように、単に特定外来生物に指定して飼育等を禁止すると、手続きが大変、手続き面倒などの理由で、野外へ放す飼育者が増えると予想されるため、一部の規制を適用除外とする「“条件付”特定外来生物」になったようです。
6月1日からどうなるのかな?と言うと…
アカミミガメ・アメリカザリガニを池や川などの野外に放したり、逃がしたりすることが法律で禁止されます。
違反すると罰則・罰金の対象となります。
適切な飼育を行わずにカメさんやザリガニさんを逃がした場合も、違法となることがあります。
当たり前のことですが、これまで同様に逃げ出さないように飼育してください。
そして、譲渡可能です。
(通常の特定外来生物は譲渡できません。)
譲渡可能だからと言って、安易に飼育を開始して、安易に譲渡を考えるのはダメダメですぞ。
どうしても飼い続けることができなくなった場合、責任をもって飼うことのできる友人や知人、または新しい飼い主探しをしてくれる団体等に譲渡してください。
この場合も、無償(譲る側が引き取り料等を払って、引き取ってもらう場合も含む)であれば、申請や許可、届出等の手続きは不要です。
無償や有償を問わず、不特定または特定多数の者に配る行為は規制されます。
⇒【環境省】アカミミガメ・アメリカザリガニについて
これまで同様、寿命まで大切にしましょう。
うちのカメたん、今は室内水槽にいます。
最近は暖かいので、そろそろ外水槽にお引越しさせたい気分です♪
でも、祭りが終わるまでは室内にしておかないと、祭りで押しかけた人たちに水槽が壊される事故発生の危険あり!
なので、まだまだ出せません。
分かっちゃいるけど
ネコちゃんは大切にされるのに・・・。
ネコちゃんを大切にすることは反対じゃないですよ、私もネコちゃん大好きですし。
被害の度合が違うから、アカミミガメが駆除対象は分かっているけど・・・。
かめちゃんって可愛いんやさなぁ
カメちゃんを新規で飼うことは絶対反対!
だからカメちゃん可愛いアピールは極力しないようにしていますが、言わせてちょうだい!
カメちゃん、
特にうちのかめたん、
でーれー可愛いよ~♪
飼育中の皆さんならお分かりいただけるはず♪
大切に飼いましょうね♪

ネコちゃんを大切にすることは反対じゃないですよ、私もネコちゃん大好きですし。
被害の度合が違うから、アカミミガメが駆除対象は分かっているけど・・・。
かめちゃんって可愛いんやさなぁ
カメちゃんを新規で飼うことは絶対反対!
だからカメちゃん可愛いアピールは極力しないようにしていますが、言わせてちょうだい!
カメちゃん、
特にうちのかめたん、
でーれー可愛いよ~♪
飼育中の皆さんならお分かりいただけるはず♪
大切に飼いましょうね♪

【アカミミガメ】「アカミミガメ防除の手引き」公表
(7/29)環境省からのお知らせを引用します。
環境省では平成27年にアカミミガメ対策推進プロジェクトを公表し、アカミミガメ対策に係る取組を進めてきました。
この度、アカミミガメによる生態系への影響を緩和するための手法をとりまとめた「アカミミガメ防除の手引き」とその普及版を作成しましたので、お知らせします。
手引き及びマニュアルは、以下の環境省HP「日本の外来種対策」にて公表します。
○環境省HP 日本の外来種対策 アカミミガメ
http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/akamimi.html
以上です。

「防除」なんて言葉を聞くと、飼っているとまずいんじゃない?なんて思う方もあるかも・・・
世間の目はやや冷ややかかも・・・
実際、かめたんを飼っていてそう感じることもなきにしもあらず。
でも、飼育は禁止ではありません。
飼っている方は可愛いカメさんを安心して飼育してください。
終生飼育の鉄則を守れば大丈夫!
可愛いかめさんを手放さないようにしましょう。
かめたんの手足をピーンと伸ばしてひなたぼっこをする姿に癒される私。
悪名高き外来生物のレッテルはどこへやら・・・
ほ~んとにかわいい~♪
でも、新規で飼おうとしている方は、絶対に飼わないでくださいね!!
環境省では平成27年にアカミミガメ対策推進プロジェクトを公表し、アカミミガメ対策に係る取組を進めてきました。
この度、アカミミガメによる生態系への影響を緩和するための手法をとりまとめた「アカミミガメ防除の手引き」とその普及版を作成しましたので、お知らせします。
手引き及びマニュアルは、以下の環境省HP「日本の外来種対策」にて公表します。
○環境省HP 日本の外来種対策 アカミミガメ
http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/akamimi.html
以上です。

「防除」なんて言葉を聞くと、飼っているとまずいんじゃない?なんて思う方もあるかも・・・
世間の目はやや冷ややかかも・・・
実際、かめたんを飼っていてそう感じることもなきにしもあらず。
でも、飼育は禁止ではありません。
飼っている方は可愛いカメさんを安心して飼育してください。
終生飼育の鉄則を守れば大丈夫!
可愛いかめさんを手放さないようにしましょう。
かめたんの手足をピーンと伸ばしてひなたぼっこをする姿に癒される私。
悪名高き外来生物のレッテルはどこへやら・・・
ほ~んとにかわいい~♪
でも、新規で飼おうとしている方は、絶対に飼わないでくださいね!!
アカミミガメ対策普及啓発ツール
環境省では、アカミミガメ対策推進プロジェクトを公表しております。
以下は、終生飼養を呼びかけるチラシ及びポスターです。
イラストレーターのみのじさんのデザイン。
とても可愛いです。
アカミミガメの問題は、人によって引き起こされたことであり、アカミミガメを悪者にせず、飼い主が責任を持ち大切に飼うことが重要であることを伝えています。
また、チラシの裏面にはアカミミガメによる被害、飼育の際の注意点などが簡単に記載されています。
チラシ「大きくなってもいっしょにいるよ」


ポスター「大きくなってもいっしょにいるよ」

以下は、終生飼養を呼びかけるチラシ及びポスターです。
イラストレーターのみのじさんのデザイン。
とても可愛いです。
アカミミガメの問題は、人によって引き起こされたことであり、アカミミガメを悪者にせず、飼い主が責任を持ち大切に飼うことが重要であることを伝えています。
また、チラシの裏面にはアカミミガメによる被害、飼育の際の注意点などが簡単に記載されています。
チラシ「大きくなってもいっしょにいるよ」


ポスター「大きくなってもいっしょにいるよ」

「半分、青い」フランソワ

朝ドラに出てくる可愛いフランソワはアカミミガメ。
悪者扱いされがちなアカミミちゃんがドラマに出るとは!
少しでも良いイメージにつながるといいなぁ。
そして、今日のさらさらサラダ【キになる×ミになる】は、
「爬虫類の魅力を知って!静岡・人気の爬虫類専門動物園から」。
それで放送された「外来種収容巨大池建設プロジェクト」。
司会者の女性が、アカミミガメは特定外来生物に指定されることが決まっているようなことを伝えていましたが、
いやいや、やがてはそうなるだろうけど、それを言うと慌てて捨てちゃう人が現れる危険があるんじゃない?
緊急対策外来種だよ、と伝えて欲しかったな。
アカミミガメを連れて来て、泣いて泣いて、やっとの思いで引き渡す飼い主さんが多い・・・
とおっしゃる園長さんのお話に、私も涙腺がゆるみました。
カメさんをどうしても飼えなくなった時は・・・

カメさん、おうちで飼えなくなったとしたら・・・どうしましょ?
可愛がって育てたカメさん。
生き物を飼うこと、命を守る責任を果すべく、飼い主の生活が不自由になることを覚悟したり、我慢を当然として受け入れて、大切に育てて可愛がってきたカメさん。
ず~っと一緒にいたいですが、カメさんは20年、30年と長生きする生き物なので、その間に飼い主側の様々な事情で、一緒にいられなくなることもありえます。
引越しや転勤などで連れて行きたいが連れて行けない、或いは飼い主さんが怪我をしたり病気になったりして、長い間お世話が出来なくなることもあるかも知れません。
そのような、どうしても手放さなくてはならなくなった時はどうしたら良いでしょう?
そして、手放したカメさんはその後どうなるのでしょう。
これは、カメ飼育中の飼い主さんが、必ず知っておかなくてはならないことだと思います。
どうしても飼えなくなったら・・・?
(これは、規制が無い今現在の方法です。)
①飼いたい人を探す。
信頼がおける次の飼い主さんに飼ってもらうのが、カメさんにも元飼い主さんにも、これが一番良い方法です。
知り合いの知り合いの知り合いの・・・と縁遠い人であっても、信頼できる人が見つかれば安心です。
ただ、カメさんを飼いたい人を見つけるのは、かなり大変です。
②お店・動物園・動物病院などに相談する。
飼えなくなった動物が持ち込まれることが多いこれらの施設ですが、施設はすべてを引き取ることはできませんし、特にアカミミカメは引き取りをしていないところがほとんどです。
相談も無く、施設へ勝手に持ち込むのは非常識です。
もし引き取ってもらえたとしても、その後の取り扱い、カメさんの行く末については何も言う事ができません。
カメを引き取る施設が某市でできましたが、あまりにも持ち込みが殺到したため、早々に引き取り中止になってしまったらしいです。
また、手数料が必要ですが、カメ専用引取り所もあります。
こちらは今のところ殺処分0で、次の飼い主が見つかっているそうです。
③サイトで里親探しをする。
里親募集サイトでカメさんの里親探しをする方法もあります。
「ペットのおうち」https://www.pet-home.jp/
「ペットのおうち」は大きな里親募集サイトなので、次の飼い主さんが見つかりやすいかも知れません。
規約やマナーを必ず守ってくださいね。
尚、ルール違反者にも気をつけて利用してください。
【注】絶対に池や川へ放さないで!
「飼えなくなったら池や川に放す」という声が時々聞かれますが、絶対に池や川へ放してはいけません。
今までずっと飼われていたカメさんは、野生で生きる術がなく、死んでしまいます。
でも中には、たくましく生き残るカメさんもいます。
こうして川や池などに放されたカメさんが大問題となっています。
アカミミガメは、もともと日本にいるカメさんの生息環境や、もともとの日本の自然環境を脅かし、どんどん増えて、農作物を食い荒らしたりするなどの被害がたくさん出ています。
そのために、現在はアカミミガメは「悪者」になっています。
カメさんにしてみれば、おいしい餌を食べたいだけ、ひなたぼっこをしたいだけなのですが、人間側は放置するわけにいかず、行政が捕獲します。
捕獲されたカメさんたちは、ほぼすべてが飼い主が見つからず、処分(安楽死)されます。
話は変って、これはカメさんの話ではありません。
7年くらい前の話になりますが、あるアクア愛好家さんから、「アップルスネール(外来種ジャンボタニシの飼育品種)を大量に飼っているが飼えなくなった。飼いたい人もいないし、放流するわけにもいかないので、仕方なく星にすることにした。でもそれでは可哀相な気持ちでいっぱいなので、焼いて食べようと思うが、食べられるか?」と言う質問を受けたことがあります。
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は稲やレンコンなどを食害する厄介な貝。
その厄介な貝の飼育品種がアップルスネール。
もともとスクミリンゴガイは食用として日本にやってきた貝なので、アップルスネールも食べられないことはないような気がしますが、どんな環境で飼育をされているのか分かりませんし、寄生虫感染がとても怖いので、「どうか食べないように・・・・」とお伝えしたことがあります。
この食べようとした行為に賛成か反対かではなく、外来生物に最後まで責任を持つと言う意味について、考えていただきたいと思います。
カメさんと一緒に暮らしていくには、責任とともに覚悟が必要です。
「かわいいね~」だけでは飼えない現実があるからです。
長い年月の間、ご家族様とカメさんが、たくさんの思い出をともにしながら楽しく暮らせることを願っております。
しかし、どうしても困った場合は、コメントをくだされば、里親サイトや受け入れ先(受付停止中の可能性あり)などをお教え致します。
必ずや思い通りに対応できるものではないことをご了解の上、自己責任でご利用ください。
尚、我が家ではカメさんの引き受けは致しておりません。
カメさんの処分(安楽死)のお話をします。
でも、どうしても苦手な方は、以下の文は読まないで下さい。
カメさんの安楽死は、まず大きな冷凍庫で冷凍されます。
すると冬眠状態になり、そのまま代謝が落ち、眠りながら命を落とします。
安楽死させられたカメさんたちは、焼却炉で焼かれるか、または肥料になります。
これが捨てられたカメさんの最後です。
カメさんを飼う前に知っておけば良かったこと

一般家庭の我が家が言うのも変ですが、カメは一般家庭で飼う生き物ではないと思うのです。
何と言ってもデカくなりますから!
それが魅力でもあるのですが、困る原因でもあります。
どんな生き物でも、飼うときはまず、成長すると大きさはどのくらいになるか、何年くらい生きるのか、どんなお世話が必要か、餌や飼育用品は何が必要で、お金はどれくらいかかるのか、置き場所はどこに置くかなどをしっかり調べてから飼うことが大切です。
ところが・・・
実際、アカミミガメを飼っているおうちは、カメさんが先にやってきて、慌てて調べて、用品を準備して、というパターンが多いように思います。
(ハイ、うちもそうでした・・・)
カメさんが先におうちにやってこなければ、調べてから飼うことを決めていたら、特に【大きさ】と【寿命】を把握していれば、ここまで日本国内のアカミミ問題は大きくならなかったかも知れません。
後悔先に立たず。
【大きさ】
カメさんが捨てられる理由で最も多いのは、多分「大きくなって飼えなくなった」こと。
約4cm程のかわいい赤ちゃんガメも、数年間で20cm以上に成長します。
成長とともに餌の量も増え、水もかなり汚すのでお世話が大変になり、更には気が荒くなる個体もいて、手に負えなくなるというケースが非常に多いようです。
【長生きすること】
鶴は千年、亀は万年と言われるように、カメさんはとても長生きします。
アカミミガメの寿命は30年とも言われ、20年以上生きているカメさんも珍しくありません。
子ガメの頃は小さな水槽で、掃除や水換えなどのお世話も簡単にできます。
成長するとエサの量も増え、水もかなり汚すようになり、水槽の大きさも大きくなり、使う水の量も増えます。
大量の水を捨てたり入れたり運んだり・・・この水換えをする生活が何年、何十年と続くとなると、体力が続くかどうか、そして水道代も気になるところです。
アカミミガメQ&A アカミミガメって何?

カメさん、そろそろ冬眠から目覚める頃かな?
寒いからもう少し先かな?
お客様とそんなカメさん話をしていた時に出て来た質問です。
実際はこんなに事細かにお話ししていませんが、言いたかったことも含めてまとめてみました。
Q① アカミミガメって?
A① ミシシッピアカミミガメ亜種を差すことが多いです。
もともとは、ミシシッピ川があるアメリカ東南部などに広くいるカメさん。
大きくなると目の後ろの赤い模様が目立ちます。
それが耳にみえることから、ミシシッピアカミミガメと言う和名が付いています。
実際の耳は、この赤い模様より下にあるようです。
赤ちゃんガメの時は緑色で、ミドリガメとも呼ばれてます。
ミドリガメの方が有名な呼び方かも。
ヌマガメ科アカミミガメ属は、ミシシッピアカミミガメ、キバラガメ、カンバーランドキミミガメです。
Q② カメすくい、最近見かけんようになったけど何で?
A② カメすくいのお店をするには、許可や書類などが必要です。
今までのほとんどのカメすくいは違法営業だった可能性が高いです。
営利のために哺乳類・鳥類・爬虫類を扱う場合、動物愛護法で第一種動物取扱業の登録を受けなければなりません。
カメさんは爬虫類なので、カメすくいの露天販売にも、この規制がかかっています。
(金魚すくいには規制がありません)
お店には、第一種動物取扱業の登録番号などを記載した標識、または登録証の掲示が必要です。
そして、お店側は、その個体についての書面を渡して、購入者に(相手が子どもであっても)説明を必ずしなければなりません。
書面の内容は、種名、成長時の体長、寿命等についての説明で、署名も必要となります。
これは、飼う人が本当に飼えるかどうかを判断してもらうため、お店がやらねばならない義務です。
説明もなく紙もない業者は法律違反で、自治体からの指導が入り、処分の対象になります。
Q③ ミドリガメは輸入禁止になったの?特定外来生物になったんやろ?
A③ 2020年をめどにミドリガメ輸入を禁止にして、ペットショップなどでの販売を出来なくして、流通をストップさせる予定です。
まだ特定外来生物になっていませんし、2020年に指定されるとの発表はありませんが、将来は指定されるかも知れません。
慎重に対応策がとられています。
池や川で見かけるカメは、ほとんどがミシシッピアカミミガメ亜種。ミドリガメが成長したカメさんです。
カメが輸入され捨てられる、それを駆除する、また輸入され捨てられる、、また駆除する・・・。
駆除されるカメさんの気持ち、カメ駆除をする係の人の気持ち、どんな気持ちか考えてみましょう。
環境省より「アカミミガメ対策推進プロジェクト」が発表されています。
2020年をめどにミドリガメ輸入を禁止にすることでミドリガメが市場に出回るのを阻止し、家庭で飼われているカメさんは終生飼育を呼びかけて野外に出さないようにし、飼えなくなった時の引き取り先を作り、池や川のカメさんは駆除して数を減すことで、アカミミガメによる問題を少なくする計画です。
規制が厳しくなるミドリガメがまだ輸入されているかは分かりませんが、ペットショップでは、ミドリガメ販売を自粛しているようです。
日本と同じように被害に悩む南アフリカや韓国は既に輸入禁止、日本にミドリガメを輸出しているアメリカさえも、子ガメの国内販売は禁止されています。
さて、キバラガメと言うカメさんを販売している某ペットショップがあります。
このカメさんは輸入された個体なのか、国内繁殖の個体なのかは不明です。
お店自体は対面販売のしっかり説明をしているお店なので、違法性はありません。
でも、アカミミガメに近縁の種類を、このタイミングで販売するのはどうなのかな・・・?と思います。
キバラガメは、ミシシッピアカミミガメほどではないですが流通している亀です。
厳しい目を向けられているミシシッピアカミミガメに代わって、キバラガメが主流になる可能性もあります。
その一方、雑種のような個体も多く、同属のミシシッピアカミミガメとの線引きが難しい面があります。
キバラガメが野外でも見つかっていることから、アカミミガメが規制された場合、キバラガメにも規制が入る可能性もあるかも知れませんし、ないかも知れません。
飼育される方はよく考えて下さい。
2016年10月、ハナガメ(イシガメ科イシガメ属)が特定外来生物に指定されました。
そして、その交雑種も規制対象となっています。
Q④ ミドリガメって悪いの?
A④ 日本のカメや、もともとそこにいた動植物に影響を与えたり、農作物にも被害を与えることがあるので、困った外来種になっています。でも、カメさんを全国に広げたのは人間です。
外国から持ち込まれた生物を「外来種」と言います。
外来種が増えると何が問題なのかと言うと、日本に以前からいる「在来種」が減ってしまうことです。
アカミミガメは、日本のカメよりも大きく、動きも素早く食欲旺盛、一回の産卵数も多く、多少の汚い環境でも生きていけます。
自然は、地形や気候の影響を受けながら、長い月日をかけて動物と植物、或いは動物と動物の食う食われる関係がくり返されることで、絶妙なバランスが保たれています。
アカミミガメが増えると、そのバランスが一気に崩れてしまいます。
いったん崩れたバランスは、元の状態に戻すのはとても難しく、原因(この場合はアカミミガメ)を取り除いても、元に戻らないかも知れないのです。
在来種のエサやすみかを奪ったり、在来種を食べたりする外来種を「侵略的(しんりゃくてき)外来種」と呼びます。
レンコンなどの農産物を食いあらす被害も出るなど問題が大きいので、アカミミガメは「日本の侵略的外来種ワースト100」や「緊急対策外来種」になっています。
でも、カメさんが日本を侵略しようとしたわけではなく、全国に広げたのは人間です。
1950~60年代にミドリガメを飼うことが流行し、最も多いときには、アメリカから年に100万匹ものミドリガメが輸入されていたようです。
小さくて可愛らしいミドリガメは、お世話ができなくなった飼い主によって、各地で捨てられてしまいました。
売れ残ったカメさんが、業者に捨てられたこともあるそうです。
他にも、ペットや観賞用だった外来生物の野生化による問題は全国で多数発生しており、例えばアライグマは各地で農作物を荒した、ある種のウキクサは川や池などで大発生し、在来の水草を減らし魚を減らしで環境を変えてしまいました。
生物を扱うことの責任は非常に大きいです。
Q⑤ 日本の生物は海外で悪さしないの?
A⑤ 外来種の動物や植物が野生化して問題になることは、世界中でも多く発生しています。
しかし外来種と呼ばれる生き物のもともとの棲息地では、ほとんどが普通に見られる生物です。
日本から海外に持ち出された動植物が、大きな外来種問題を起こしている例もあります。
日本ではごく普通にいる魚のコイや、堤防などでよく見かける植物のクズは、国際自然保護連合が「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定しています。